伊豆支店の小山です。
12月6日、天城分水嶺トレイル(3回に分けての全行程57Km)の最終回(19Km)に挑戦してきました。
この時期のわりには極端に寒くなく、かといって小春日和の暖かさでもない・・・。という気温に山歩き初心者の私は悩み、悩み、悩み、出した結論は 、ユニクロの極暖衣類。

朝6時40分ころ集合・解散地点
7時10分バスで登山口まで移動。
いよいよ、トレイルが始まります。

前方に、これから歩くコースが見えています。
真っ青な空とはいきませんが、気持ちの良い景色です。左右美しいササ原で、常に風が強いので背が高く伸びないとの解説を聞けば納得。360度の展望が楽しめます。
段々に切られたコースを登ったり下ったりしながら、やがて灌木の中を歩くコースの途中で、富士山が見えて一同歓声が上がります。

やはり、富士山って特別な山です。見えただけで嬉しくて得をした気分になれます。

灌木の中を抜けてミヤマクマザサが生い茂るコースを黙々と歩く。
やがて、達磨山に到着。

写真の奥に写っている方は、今回の参加者の中で最高齢82歳とか・・・・、すごい。
自分と比較すると頭が下がります。健康でいると楽しめることが多いって実感した瞬間。
足元に目線を移すと、一等三角点の標識。

伊豆半島には一等三角点が3か所あることをツアーガイドさんが教えてくれました。
万三郎岳(1406m)と達磨山(982m)、暗沢山(520m)にある。

NPO 静岡県自然史博物館ネットワークのBlogより拝借
残り距離あと5Km。達磨山を後にして、下りに入ったところで、右ひざに痛みが走り始めました。周りを見ると私と同じような歩き方をしている男性が1名。
第1回目で、小山が助けられたように、2本あるトレッキングポールの1本をその方に貸し渡しました。(しかし残念ながら、その方は間もなくリタイアとなりました。)
自分も膝の痛みをこらえながら、ゴール地点の達磨山レストハウスを目指して黙々と・・、ただただ苦痛。
周りの皆さんに笑顔を見せる余裕などまったくなかったです。無愛想な奴と見られたでしょうが、何とか完歩。(バンザイ!)へたり込みました。
ゴール地点で待つバスに乗り込み、朝の集合・解散地点に向けて移動。車内は暖かく疲労感も手伝って、瞬間的に爆睡。
いよいよ、バスの下車地点に到着、座席から立ち上がった瞬間に「あっ、腰・・・」
ぎっくり腰で動けず。友人の助けを借りてバスから降り乗用車に乗り込み・・・。連れ帰ってもらいました。自宅についたころ更に痛みが増しました。
残念ながら、その後、腰痛のため3日間完全休暇(会社を休んで治療に専念)、あれから15日経過してやっと背筋と膝を伸ばして歩けるようになりました。さすがに今回は辛かった。
という、お粗末な体力の自分を再確認した分水嶺トレイルでした。
でも、新緑の季節には、また行ってみようかな。
山歩きに(本格的な登山ではありません)趣味のある方はご一緒しませんか。『エンゼルリゾート伊豆稲取』に宿泊して参加することも可能だと思いますよ。
【豆知識】
三角点は、三角測量において三角網の頂点となり,その水平位置が正確に決定されている地点。地図の作成や国土の保全、各種測量等、様々な活動で活用されていて、固い花崗岩 (かこうがん)製の角柱を埋めてその位置を示す標石。
三角点の標石は、地上に出ている部分が約4分の1の高さで、地下には残り4分の3の柱石が埋まっています。一等の場合はさらに下方盤石がその下30センチに埋められているそうです。
こんな感じ

一般